株式会社三田商会

社長挨拶その2社長挨拶その2

産業構造の変化に対応する。産業構造の変化に対応する。

変化する経済状況変化する経済状況

 大方の予想通り、経済状況が深刻化してきています。百年に一度の不況と言われていますが、まさにその様相を呈してきていると感じています。不動産業界から始まり、我々の業界にも大きく影響が出始め、各企業が自己防衛に必死になっています。この状況の最中、倒産する企業が増加していますが、今は政府の資金が投入されていますので、まだ少ないほうではないかと思います。旧小渕内閣の時の不況時でも、政府が資金を投入している間は、低水準ではありますが安定していました。

 

 今思えば、丑年には何か大きな出来事が起こっているように思います。今から12年前の1997年には、大手証券会社の山一證券が破綻しました。その12年前の1985年には、大手海運会社の三光汽船が倒産、更に12年前の1973年には、それまでの固定為替相場制から変動為替相場制へと移行された年になります。

 

 このように過去を振り返ると、やはりまだまだこれからが不況本番といった印象があります。

新たな産業構造への対応新たな産業構造への対応

 今の不況を抜け出すきっかけとなるのは、産業構造の変化だと考えます。時代の流れ・変化とも言うのかもしれませんが、過去を振り返ると、不況が続いた後は、必ずと言ってもいい程、産業構造が変化しています。そして、その変化に対応できた企業が成長しています。

 

 つまり、次なる産業構造の変化に備え、当社もその対応力を身に付けなければなりません。そのためには、先を見通す力や戦略的視点が必要となります。これからの社会、産業構造の変化を見定めて、会社をどのような構造へつくり変えていくべきかを考えていかなければなりません。

将来の設備投資に向けた戦略将来の設備投資に向けた戦略

 これからの成長分野を考えたとき、薄型テレビや携帯電話、デジタルカメラなどは、既に成長した商品であり、今後大きな成長を遂げる可能性も低く、利益を残す事業としては難しくなるのではないかと思います。逆に、省エネ、省資源の商品などは、これから大いに期待できるのではと考えています。現在、政府から補助金が出されている分野でもあり、これから更に脚光を浴びるものと思います。

 

 特に、電気自動車や太陽エネルギー、自家発電(燃料電池)、白色LEDなどが、一般家庭へ本格的に入っていくときには、大きな需要が生まれると思います。そうなると設備投資が必要となります。設備投資は、日本が得意とするところであり、世界に先駆けて重要な役割を担う事になるのではないかと思います。このとき、このような波にどのように乗っていくかが、当社の戦略としては重要になります。

 

 また、この設備投資の中身として、これまでパートや派遣社員を採用し、手作業で行ってきたことがロボット化されていくと考えています。このロボット化への対応も、今後の当社の戦略として検討しなければならない部分だと思います。

危機管理の強化危機管理の強化

 今の経済不況が早くとも来年末まで続くと仮定した上で、資金を蓄えていかなければと考えています。そういった意味で、2月末に約6億円の私募債を発行しました。また、同時に社内の経費削減にも取り組んでおり、昨年と比較すると大幅な経費削減を実現しています。この資金の蓄えと経費削減を平行して進め、危機管理をしっかり行ったうえで、戦略的な経営を行っていきたいと考えています。

地球に優しい企業地球に優しい企業

 当社は平成21年4月17日、環境庁エコアクション21の認証を収得いたしました。今後は環境方針に従い、省エネ、環境活動計画を立てて進めていきます。

 

 また、創立60周年を記念して、カンボジアのアンコールクラウ村に教育施設を寄贈しました。「感性」を育てる教育の実施に向け、その一役を担えるのではないかと思います。

 

 予算との兼ね合いを見て、今後もこのような広い意味での「地球に優しい」活動を続けていきたいと考えています。