株式会社三田商会

社長挨拶その2社長挨拶その2

内部体質を強化し、利益の確保に努める内部体質を強化し、利益の確保に努める

最悪の時期は脱した変化する経済状況

 昨年の不況の影響が大きく、第44期の売上は、第43期から約半減しました。しかし、全社員協力の下、大幅な経費削減に取り組んで頂き、何とか黒字計上することができました。
  今思えば、今年初めの1、2月が景気の底だったように思います。そういった意味では、最悪の時期は脱したと考えてもいいでしょう。半導体関連や太陽電池など、まだまだ非常に弱いですが、少しずつ動きが出てきています。
  一方、海外に目を向けると、中国や東南アジアはすでに回復してきており、元の状態に戻りつつあります。しかし、アメリカやヨーロッパはまだまだ先が見えな い状態が続くと予想されます。日本の本格的な回復にはアメリカやヨーロッパの回復が必要不可欠ですが、ここからの急回復はまずないと思いますので、今期も売上としては、現状維持の予想をしています。
  4、5年続いた大好況とも言える時代が終わり、一部を除くほぼ全ての業界において、売上がピーク時の50〜60%という状況になりました。このような情勢の中、いかに利益を出していくかが今期の最大の焦点になります。具体的な実施策をきちんと方針に盛り込んで、確実に実施していくことが重要です。

内部体質の強化内部体育の強化

 先述したように、欧米の景気の先行きが見えないため、今回の不景気は長期化すると予測されます。これから何度も厳しい時期が来て、赤字に陥る企業、もしくは倒産に追い込まれる企業が多く出てくるでしょう。
  このような時期において、最も重要なことは、「内部体質の強化」です。資金力を確保し、安定経営 を目指します。資金力の確保の一環として、昨年には私募債も発行しましたが、こういったことに対する返済の計画も今のうちから検討していくべきだと考えています。これに限らず、考えられるリスクに対して、いかに早く対応し、備えを万全の状態にするかが肝心だと考えます。
  いずれにしても、不景気の長期化が予想される中、これからが本当の正念場となります。厳しい時に備え、どのような環境の変化にも耐えられるよう、内部体質の強化に努めていきます。

新しい芽の息吹き新しい芽の息吹き

  非常に厳しい時期ですが、ここにきて、水面下では画期的な商品の開発が活発になってきています。工場見学の要請も多くなっており、実際に、あるユーザー様の展示会では画期的な商品が既に開発され、お披露目されていました。
  海外への技術流出や消費者の高級志向への対応など、様々な課題はありますが、今の不況下、先述したような現状を打破しようという、ユーザー様の前向きな動きは心強い限りです。私たちもこのような新たな商品に対する情報や知識をきちんと蓄え、市場に投入された際の対応について、じっくり検討しておかなければなりません。この備えこそが、三田商会の新たな武器となることは言うまでもないでしょう。
  日本の技術力は、まだまだ海外に負けるものではありません。この不況を乗り切るには、日本の技術を最大限に活かした商品が鍵を握るかもしれません。
  当社としても、そのための一翼を担い、少しでも日本の産業の早期回復に向けて尽力していきたいと考えています。

日本銀行本店へと格上げ日本銀行本店へと格上げ

 過去4年間、当社では日本銀行金沢支店に、全国企業短期経済観測調査 (通称‥短観) として継続して報告してきました。そして今回、これまでの正確な報告が評価され、日本銀行本店での扱いへと格上げとなりました。
  おそらく中小企業は数少なく、非常に名誉で光栄なことです。当社の商社としての情報収集力を活かして、このようなお役に立てることを誇りに思います。今後も様々な形で、社会貢献できるよう励んで−いきたいと考えています。